平成27年度

平成28年3月4日 定例会農政産業観光委員会 会議録

◆オリンピック・パラリンピックおもてなし向上事業費について

●渡辺 観の8ページ、高木委員の関連質問にもなるのですが、マル新、オリンピック・パラリンピックおもてなし向上事業費について質問します。この事業内容にはパラリンピックおもてなしフォーラムの開催となっているのですが、このオリンピック・パラリンピックに向けての観光客増加が見込まれる受け入れ態勢を整備する目的で、なぜパラリンピックに着目して、今回やられるのか、これまでの経緯を含めて、このフォーラムの目的についてお伺いいたします。

 

●観光振興課長 オリンピック・パラリンピックのフォーラムにつきましては、東京都に本県が隣接していること、また、世界遺産の富士山があるということで、オリンピック・パラリンピックの前後には非常に観光客が多くなると見込んでおります。そのために、昨年、一昨年とオリンピックフォーラムということで、このフォーラムを開催させていただきました。また、本年は障害がある皆さんへ心のバリアフリーとか、おもてなしの醸成といったこと、また、誰もが気軽に旅行ができるといったツーリズムの促進とか、受け入れの対応といったことも考える必要があると判断しまして、オリンピックと、パラリンピックも同時に行われるものですから、パラリンピックを対象とした形でフォーラムを開催させていただくことといたしております。

 

●渡辺 そういう形で行われるということでありますけれども、このフォーラムに来ていただく動員の対象といいますか、メーンターゲット、障害者の方々にも来ていただきやすい県をつくっていく中で、どういった方に来ていただきたいのか、続けてお伺いいたします。

 

●観光振興課長 来ていただく方につきましては、県民の方を対象とはしておりますが、特に観光客の受け入れを行っていただく観光の関連事業者の方、あるいは市町村の観光担当者の皆さん、また、スポーツ選手であるとかスポーツ活動を行っている学生の皆さんを対象に来ていただくよう取り組みたいと考えております。

 

●渡辺 ぜひ、今後、オリンピック・パラリンピックに向けて観光客がどんどんふえていくと思います。そんな中で、観光立県山梨県ですので、障害を持った方々も含め、シニアの方々、家族連れの方々、いろいろな方にこの地域を訪れていただきたいと思っております。ぜひこういったフォーラムの開催をしていただいて、意識を醸成して、整備環境についてどんな点に問題があるのか、どんな点が整っていて県の強みになるのかといったところをぜひ、周知できるようなものにしていっていただきたいと思いますが、やっぱり一度だけではなかなか醸成も大変だと思っております。ぜひこのまま継続して続けていっていただければと思うと同時に、全県的な取り組みで行っていっていただきたいと思います。甲府地域のみならずいろいろな地域で今後も開催していっていただきたいと思うのですけれども、最後に、今後の継続と、ほかの地域での開催についてお伺いいたします。

 

●観光振興課長 会場というか、どういった地域でやるかといったことにつきましては、今回の場合、交通の利便性も高く、スポーツをやっている学生も多いということで、山梨学院大学を予定しておりますが、そういった中で、来ていただく方にアンケートをとったり、皆様の需要といいますか、こちらの要望もお伝えするような中で取り組みをしっかり進め、また、その大会を見ながら違った地域でも可能であるということになれば、ほかの地域での働きかけも強めたいと考えております。

平成27年12月27日 定例会農政産業観光委員会 会議録

◆富士山保全協力金について

●渡辺 富士山保全協力金についてお伺いいたします。

 12月の一般質問でも伺わせていただいたのですけれども、昨年に比べて協力率がまた低迷してしまったという中で、対策としてゲート的なものを設けるとか、富士山保全協力金がどのようなものに使われたのかというものを明確にするものをつくるといった答弁をいただきました。

 質問の中にもあったのですけれども、今も5合目までは外国人の方がバスで来ていますが、今後も、バスで来る外国人観光者の方々が登山を積極的にするようにおそらくなっていくと思います。

今後ふえ続ける外国人登山者に対してどうやって協力金に協力していただくのかについて、何か対策があればお聞かせください。

 

 

●観光資源課長 「ただいまの協力金の、特に今後ふえていくであろう外国人への対応でございますけれども、まず一つは、日本政府観光局に働きかけまして、協力金について訪れる外国人観光客にPRをさせていただくというのが一つでございます。

 もう一つは、現地を訪れた外国人の登山者の方に対しましては、5合目の受付場所におきまして外国人案内人との連携を強化しまして、そこできちんと説明をさせていただくとことも考えております。

 

●渡辺 ぜひ進めていっていただければと思います。

その中で、英語圏の方々に対してはそういったことがきっとできていくのだと思うのですけれども、今後多分、ふえ続けていくのは中国ですとかタイですとか、そういった東南アジアも含めた中で英語圏でない方々もふえていくと思うのですけれども、そういった方々に対する対応はいかがでしょうか。

 

●観光資源課長 先ほどの外国案内人の方も多言語で対応できるように、さまざまな言語の方をお願いいたしまして、5合目において対応することを考えております。

 

●渡辺 そういった外国人対応の方々も大変大事なのですけれども、ぜひ、ボードですとか、そういったものを活用して多言語で説明いただいて、協力率が上がるように努力していただければと思います。

 最後になるのですけれども、こういった先ほど国にもと言っていましたけれども、旅行代理店の方々にもぜひ協力金の趣旨ですとか使い道等をよく説明していただいて、外国人の方々の協力金に対する意識を向上するような活動を行っていっていただきたいと思うのですけれども、その辺について最後にお伺いいたします。

 

●観光資源課長 今、御指摘いただきました旅行業者につきましても、静岡県と連携しながら手分けをして、主な旅行業者等に接触をさせていただいて、協力金についてのお願いもさせていただく予定でおります。以上でございます。

平成27年6月30日 定例会農政産業観光委員会 会議録

◆外国語版「県のあらまし」作成費について

●渡辺 観3ページ、マル臨、外国語版「県のあらまし」作成費についてお伺いいたします。まずこの「県のあらまし」の内容は、どんな内容になっているんでしょうか。

 

●国際交流課長 「県のあらまし」はこれでございますけれども、具体的には知事政策局の広聴広報課が作成しているものでございます。これにつきまして、ほぼ同じ内容のものを英語と中国語で作成するものでございます。以上です。

 

●渡辺 英語と中国語で作成するとおっしゃられましたけれども、その目的と活用方法についてお聞かせください。

 

●国際交流課長 本県に最近、非常に外国からお客様が多く見えられるようになりました。特に今年は中国四川省との友好交流30周年ということで、中国からたくさんのお客様がお見えになります。それから、本日もお見えになっておりますけれども、タイの知事や官僚の方々、加えて、インドネシア、その他イギリス、アメリカ等から多くのお客様がお見えになりますが、そういう方々に山梨県の説明をするのに、日本語ではなかなか難しいものがございます。英語と中国語が今年度は一番使われるであろうということで、英語と中国語版をつくることといたしました。

 

●渡辺 確かに英語と中国語、多数の観光客が訪れていらっしゃいますので、ぜひ進めてもらいたいと思いますが、ほかの外国語については今後考えておられるんですか。

 

●国際交流課長 これまではいろいろな言葉でつくってまいりましたけれども、その都度必要に応じてつくってまいりましたので、何年置きにこの言葉という計画は特別ございません。今後も必要に応じてまた、例えばポルトガル語とかスペイン語といったものも検討することはあろうかと思います。以上です。

 

●渡辺 ぜひ検討していっていただきたいと思います。それでは、この予算の具体的な中身についてお答えください。

 

●国際交流課長 製本費と印刷費でございます。以上です。

 

●渡辺 ぜひ進めていただきたいと思います。最後の質問になるんですけれども、今後の工程、いつごろ完成なのかについて最後にお伺いいたします。

 

●国際交流課長 まだ予算が成立しておりませんので、予算成立後にできるだけ早く取りかかりまして、8月の初旬には完成をさせたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 

平成27年6月26日 定例会農政産業観光委員会 会議録

◆やまなし「農援隊」設置費について

●渡辺 農10ページ、マル新、やまなし「農援隊」設置費についてです。関連質問になりますが、お伺いいたします。この山梨農援隊はマル新ですので、まだ認知されていないと思うのですが、何かPR活動等は考えていらっしゃるのでしょうか。

 

●農業技術課長 予算を認めていただければ、これから募集活動に入りまして、9月には発足式を行いたいと思います。発足式のときには、県庁に来ていただき、その方々を委嘱しますので、大々的に委嘱式等をしてPRするということと、それから、パンフレット等をつくりまして、こういった相談活動を受け付けておりますということを広く県民の方々に知っていただくということを考えております。

 

●渡辺 技術指導と御説明いただいたのですが、具体的に何を想定して、どういった技術指導していくのか教えてください。

 

●農業技術課長 兼業農家とか、それから、退職して農業を再びやり始める方というのは、病害虫防除だとか栽培技術とかになかなか不慣れな部分がありますので、先ほど言ったような県の普及のOBだとか営農指導員のOBといった農業技術に優れた方に、アドバイスとか、あるいは実地指導をしていただくことを考えております。

 

●渡辺 耕作放棄地等の問題もありますので、積極的にPRしていただいて、農政の発展に尽くしていただければと思います。

 

●農業技術課長 積極的にPRしまして、農援隊が活動をしっかりして地域の方々のためになるようにしていきたいと思います。

 

 

 

 

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