令和3年9月定例議会 総務委員長報告

 渡 辺 総務委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
 まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきもの、また承認すべきものと決定いたしました。
  請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。

 次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
  まず、第109号議案、令和3年度山梨県一般会計補正予算のうち、男女共同参画団体活動促進事業費補助金についてであります。
 「男女共同参画の拠点の集約を進めている中、この補助金の目的は何か。また、使い道には制約があるのか。団体等の、どのような活動に対し助成していくのか」とただしたのに対し、「本県では、男女の違いにより生じる格差が、いまだ存在している状況にある。
 男女共同参画の実現には、行政だけの取り組みでは限界があり、女性団体を含め、その実現に向けて取り組む方々の積極的意欲を伴う主体的な参画が不可欠である。そのため、女性団体、NPO、地域の団体等が行う活動の促進を目的とし、助成することとしたものである。
 また、補助対象となる活動については、男女共同参画に資する取り組みであれば、幅広く対象にしていきたいと考えている。具体的には、男性の育児参画を促すイクメン講座や、若年層への意識啓発、女性が在宅でワークスキルなどを取得できる研修会などが対象となる」との答弁がありました。
 次に、新型コロナウイルス感染症対応検証・記録事業費についてであります。
 「この事業は、本県で感染が確認された昨年の1月から1年9ヵ月が経過する中で、これまでの県の対応や対策に関する資料を検証していくのが目的ということであるが、膨大な資料について、具体的には、何をどのように行っていくのか」とただしたのに対し、「県庁の各課、対策本部等に蓄積されている資料を収集、整理するとともに、コロナ対策に当たった関係者などに取材を行う。
 さらに、得られた情報に検証を加え、成果や改善点を探りたい。そして、成果として記録文書を作成し、周知をしていく。県庁としても業務の評価・見直しは行っていくが、本事業については、客観的な検証のため、忌憚のない評価を加える必要があることから、委託により実施していくこととしている」との答弁がありました。
 以上をもちまして、総務委員長の報告とさせていただきます。